熊本で「レイアウト展」開幕 ポニョやトトロ30作品 [ジブリ]

県立美術館・本館(熊本市二の丸)で15日開幕した「スタジオジブリ・レイアウト展」(読売新聞社、KKTくまもと県民テレビなど主催)。初日から多くのアニメファンや家族連れが訪れ、高畑勲、宮崎駿の両監督らが生み出した数々のヒット作のレイアウト(設計図)に感心しながら見入っていた。

 開会式には、主催者側やスタジオジブリなどから約150人が出席。KKTの松本正樹社長が「展示を通して監督の制作意図をじっくり理解していただきたい」とあいさつし、関係者がテープカットして幕を開けた。

 会場では「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」「となりのトトロ」「コクリコ坂から」など約30作品のレイアウトを壁いっぱいに展示。床に描かれた大きなトトロの上に寝転がって写真を撮れるコーナーなども設けた。

 レイアウトには、キャラクターの動き方や背景、カメラワークなどの細かい指示が書いてあり、熊本大付属小3年の橋本恵さん(9)は「『崖の上のポニョ』など見たことのある作品もあった。細かいところまで描いてあるので面白かった」と話していた。

 スタジオジブリの星野康二社長による記念講演もあり、「ジブリでは(作品を見る)人々が喜んでくれるよう、企画や表現、演出にこだわっている」などと語った。

 美術館の学芸員による展示品の解説会も予定され、23日午後1時半からは一般向けの「ミュージアム・セミナー」、8月21日午前10時半からは小中学生向けの「こども美術館」がある。



(2011年7月26日 読売新聞)

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